千葉県で2番目に高い「鹿野山」の山頂にあり、標高は380mほど。高さはそれほどありませんが目の前をさえぎるものが何一つなく、幾重にもうねうねと遠くまで連なる山並みは見事な眺めです。

眼下に広がる山谷の景観を総称して九十九谷と呼び、日本画の巨匠、東山魁夷の出世作「残照（ざんしょう）」は雄大なこの九十九谷の山並みを基にして描いた作品といわれています。
2007年に「ちば眺望100景」に選ばれました。

雲海が発生する条件は「前日の日没までに雨が降っていること」・「前日の夜から朝にかけて風がないこと」・「前日と翌日の気温差が10度以上あること」です。
とくに9月から12月頃にかけては寒暖差が大きくなるため発生しやすいといわれます。

条件が限られているからこそ、見られたときの感動はひとしおです。